WordPressにActivityPubを導入してできることは?
WordPressのActivityPub対応してみた。
SNSでフォローしたりコメントしたり?
ハタモトです。
WordPressで運営しているブログをSNSとかでフォローしてもらって、フォローしてくれた人に更新情報が届く。
そんなことができたら嬉しくないですか?
次世代のソーシャルメディアは、WordPress と連携してフォローしたりコメントしたりが簡単にできるようになるかもしれないというお話しです。
今回は、それを実現するためのWordPress の新しい仕組みについてお話しします。
▶︎ Spotify
▶︎ Apple Podcasts
ちょっと難しいですね。
つまり、WordPressで運営しているブログを他のソーシャルメディアでフォローしてもらえるんです。
フォローしてくれた人のソーシャルメディアにWordPressブログの更新が流れるんです。
タイトルとリンクだけ流すこともできるし、ブログとほぼ同じ内容で記事ごと全文流すこともできる。
具体的な方法は、このページの下の方で書きましたので、すぐに始めてみたいという方は、読んでみてください。
今回利用する仕組みは、ActivityPub というオープンで非中央集権で分散型のSNSプロトコルが利用されています。
はい、難しい言葉出てきましたね。
これまでよく利用されてきたSNSといば、X(旧ツイッタ)ですが、こちらは、一人の人間が実権を握っていて、一人の考えでルールが動いてしまう中央集権的な仕組みなのです。が、ActivityPub というのはオープンで非中央集権的な仕組みです。
最近、Meta社の Threads がこの オープンな ActivityPub に対応すると伝えています。
すでに対応しているプラットフォームとしては、Twitter の代替SNS とも言われていた Mastdon や ブログシステムの WordPress などがあります。
そのほかにも、写真共有プラットフォーム、動画共有プラットフォーム、ブログプラットフォームなど
ActivityPub と互換性を持つプラットフォームが増えてきているようです。
Mastdon のデジクリページを実際に見ていただくのが良いかもしれません。
https://mstdn.jp/@htmt41.com@htmt41.com
すでにMastdonアカウントを持っている人は、フォローしていただけると嬉しいです。デジクリの更新情報が流れてきます。
WordPressブログを運営している人で、ActivityPub に対応してみたいと思った人は、方法を書きましたので以下を見ていただけると嬉しいです。
WordPress に ActivityPubプラグインをインストール
プラグインを「ActivityPub」で検索して追加する。
有効化して設定を開く。
ようこそ画面の最上部に ActivityPub の用途が書かれています。
ActivityPub を利用して Fediverse の世界に乗り込み、より多くのオーディエンスにあなたのブログを届けましょう。Mastodon, Friendica, Pleroma, Pixelfed などのすべての ActivityPub 互換プラットフォーム上のユーザーに対して、フォロワーを集めたり、更新を伝搬したり、コメントを受け取ったりすることができます。
つまり、運営しているWordPressの投稿をより多くの人たちに届くようにする。
どこに届くのかというと、ActivityPubと互換性をもつプラットフォーム。
例として、Mastodon、Friendica、Pleroma、Pixelfedなどがある。
ここには記載されていませんが、将来的に Meta社の Threads も対応するという話があります。
Meta社のザッカーバーグさんもThreadsで伝えてました。
https://www.threads.net/@zuck/post/C0zXcQmxO77
Threads、マストドンなどと相互連携可能に ActivityPub対応 - Impress Watch
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1554649.html
独自ドメインで運営しているWordPressのブログを Threads など互換性のあるプラットフォームからフォローしてもらうことができるようになるイメージでしょうか。WordPress がソーシャルメディアのようになる感じ。
WordPressのユーザー名でフォローもできる?
ユーザーは投稿者名を使ってフォローできます。
ActivityPub で利用するユーザー名をデフォルトのままで使用するのは、あまり良くない気がするので[設定]で変更しておきます。
プロフィールの設定は、こうしました。
デフォルトでは、タイプ別プロフィールで[投稿者を有効化]になってましたが、今のところ個別のユーザーではなくブログ全体で対応することになりそうなので[ブログを有効化]にしました。
ユーザーごとに対応したくなったときに再考するかもしれませんが、今のところこの設定にしておこうと思います。
もう一度、ActivityPubのようこそ画面を開くとブログプロフィールの箇所が書き換えられているのを確認できます。
関連プラグイン
おすすめプラグインとして Friends が紹介されています。これは WordPress で他の互換プラットフォームのユーザーをフォローしてその投稿を WordPress に表示することができるようです。
将来的に Threads が ActivityPub に対応した際に、自分の Threads アカウントの投稿タイムラインを WordPress側に表示することも可能になるということでしょうか?
まだ、Threads が対応していないので今のところ導入しませんが、すでに Mastodon を使っている人は利用価値があるかもしれません。
このほかに、 Hum、WebFinger、NodeInfo が紹介されていますが、まずは 追加プラグインなしで使ってみることにします。
投稿コンテンツのフォーマットをカスタマイズ
WordPressに投稿したコンテンツを、他の互換プラットフォームに流す際の投稿フォーマットをカスタマイズすることができます。
WordPress を Mastdon でフォロー
Mastdon で htmt41.com がフォローできるのか調べてみます。
検索ワードは、先ほど設定した ActivityPub のユーザー名
[htmt41.com@htmt41.com]
Mastdon で検索する際は、先頭に @ をつけるようです。
つまり[@htmt41.com]で検索します。
検索結果に表示されました。
開いてみます。
Mastdon からもフォローすることができるようになりました。
これで、Mastdon など ActivityPub 互換のプラットフォームから 当ブログ「デジクリ htmt41.com 」の投稿をフォローすることができるようになりました。
デジクリ - Mastdon
https://mstdn.jp/@htmt41.com@htmt41.com
Threads の ActivityPub 対応が進むと、ぐんと ActivityPub陣営が楽しくなってきそうですね。
X は、ますます厳しい状況になってきそう。
国内では、note か はてなブログ か…
どこが先に対応するのかも気になってきます。
引き続き、 ActivityPub 関連の情報も投稿していく予定ですのでフォローしていただけると嬉しいです。
ハタモトでした
それではまた。