シャドウトーン 明るい背景で被写体の陰が暗くなってしまったとき。陰の部分にも表情を出したいと思ったときに便利な「シャドウトーン」のお話です。
青空に木々
晴れた朝。カメラを持って散歩をしているとですね。気持ちよいんです。青い空が。ボタニカルポートレイト写真は背景が大切な要素なんですね。雲のない青空は良い背景になってくれます。 ところがです。明るい青空を背景に草花や木を撮影するとどうなります? 被写体は黒くシルエットになってしまいます。
陰と影
「陰」という言葉が出てきました。カゲには「影」と「陰」がありますね。あまり気にしたことないですか。「陰影」なんて言ったりもします。 「影」と「陰」は違うものなので使い分けてくださいね。 遠い昔の話です。デッサンを描いていた頃がありましてね。まぁ、あまり上手くはありませんでしたけど。デッサンしていると当然なのですが「影」と「陰」は区別して意識します。 これ、写真でもそうなんですね。「影」と「陰」は違うものと意識した方がよろしいと思うのです。 イングリッシュでも「影=シャドー」、「陰=シェード」と別のワードになってますね。 で、その違いです。物体に光が当たっていない側が暗くなる。その部分が「陰」です。物体に光が当たってその反対側の地面や壁にできるのが「影」です。わかりますかね。 つまり、上の写真の場合は「陰」ですね。どうでも良さそうな話ですが、大切な事なので書きました。陰の部分の表情
話を戻します。陰の部分に表情を残したいという話でしたね。 その際に、富士フイルムXシリーズのカメラは便利なんです。そういう表情作りも得意なんですね。 まぁ、先にどうなったかを見て頂きましょうか。

