マクロレンズ XF60mmF2.4 について
草花写真に合いそうなフィルムシミュレーション
雨が続いています。防塵防滴でないカメラX-E4を使っています。そして今回ご紹介するレンズも水に強くはありません。なかなか持ち出せない XF60mmF2.4 です。
少しくらいの雨であればしのぐこともできそうですが、ここ最近の雨は、激しすぎます。防塵防滴のカメラであっても厳しいかもしれません。
みなさんもお困りじゃないでしょうか。
となると家の中で撮ることも増えてくる。
ベランダでクローバーを育てています。
雨に濡れてクローバーの葉っぱに水滴が残っていました。
マクロレンズXF60mmF2.4の出番です。
登場していただきましょう。
これまで、ずっとクラシッククロームというフィルムシミュレーションを使っていました。
レンズを変えたので、他のフィルムシミュレーションも試してみようと思います。
今回試してみたのは、ETERNA(エテルナ)というもの。
色味、コントラストトーンが豊かなフィルムシミュレーションです。
優しい感じに仕上がります。
草花写真にも合いそうです。
今後もETERNAを試していこうかと思います。
カスタム登録が足らない!
他にもフィルムシミュレーションがたくさんあります。
X-E4では18種類あります。
今後は、いろんなフィルムシミュレーションを使っていこうと思います。
18種類、どう使い分けますかね?
最近、富士フイルムの公式Youtubeでフィルムシミュレーションに関する動画が3つ公開されていました。
開発者の画質開発に関するお話です。
画質って何?
綺麗って何?
富士フイルムの考えがわかってとても学びがありました。
そして、もっとフィルムシミュレーションで遊んでみたいというきっかけにもなりました。
画質やフィルムシミュレーションをテーマにした書籍も出されています。
ここにも、知らなかったことが書かれていました。
フィルムシミュレーション楽しそうです。
色々フィルムシミュレーションを試していこうと思うのですが、困ったことがあります。
カスタム登録が7つまでしかないんです。
その登録できる数が7種類だけなんです。
使うことができるフィルムシミュレーションが18種類もあるのに、登録できる数が7つしかありません。
厳選しなくちゃいけないんんです。
7つは少ないなぁ。
もう少し、ファームウェア更新で増やしていただけないでしょうか。
X100Vはクォーターマクロ
XF60mmF2.4 の後ろに R Macro という文字がついています。
マクロレンズの仲間に分類されます。
マクロレンズというのは、接写ができるレンズです。近接撮影ということもあります。被写体までの距離を近くにすることができる。
レンズの仕様書に「最短撮影距離」が書かれています。
XF60mmF2.4 の最短撮影距離は、26.7cm です。
この焦点距離ではかなり近くまで寄れるレンズです。
マクロレンズのもう1つの特徴は、最大撮影倍率です。
写真のフレームの中に被写体を大きく写すことができる。
どれくらい大きく写すことができるのかを表すのが最大撮影倍率。
XF60mmF2.4 の場合は、0.5倍。
つまり、画像のフレームいっぱいに実物の半分の大きさに入れ込むことができる。
0.5倍なので、ハーフマクロと言われています。
X-E4のセンサーサイズが、23.5mmです。
フレームには、その倍の47mmが入るという計算です。
実際に撮ってみたら、44mm でした。
撮り方で誤差が出たんだと思います。
ちなみに、0.17倍の XF35mmF1.4 の場合、計算上138mmが入る。
最大撮影倍率が1倍のレンズは、等倍マクロと言われます。
クォーターマクロというものもあります。
最大撮影倍率が 0.25倍のレンズです。
実は、FUJIFILM X100V は、クォーターマクロなんですね。
最短撮影距離も10cm だそうです。
テレコン、ワイコンをつけることもできるし、デジタルテレコンも使えます。
XF23mm、XF35mm、XF50mm として使うことができるんです。
X100って、すごいカメラなんじゃないの?
と思ってしまいます。
マクロは普通の写真も撮れます
XF60mmF2.4 R Macro の話に戻ります。
ボケも綺麗でシャープで軽量で使いやすいカメラなのに、他のレンズに比べてレビューや作例が少ない気がします。
もしかすると、マクロレンズという名称に誤解を持たれているのかもしれません。
マクロレンズは、近接撮影だけではありません。
普通のレンズとしても優秀なレンズです。
XF60mmF2.4 であれば中望遠ポートレートレンズとして優秀なレンズです。
サンプル画像 | フジノンレンズ XF60mmF2.4 R Macro | Lenses
サンプル画像を見ていただくとわかりますが、幅広いフレーミングが可能なレンズです。
焦点距離10mmの差
焦点距離については「焦点距離10mmの差|FUJIFILMのレンズ XF50mmF2とXF60mmF2.4」にも書きました。
結論だけ書くと、中望遠域で xf10mm の差は、それほど苦になりません。
手ブレする?
使う前に、気になってたことがあります。
手ぶれです。
中望遠から望遠域に進むほど手ぶれリスクが増えてきます。
手振れ補正機能のあるカメラボディなら良いですが、X-E4 にはありません。
XF60mmF2.4 に手振れ補正機能があればよかったのですが、もしついてたら今より大きく重いレンズになっていたはずなので使わなかった可能性があります。
というわけで、手ぶれ問題に関しては、自分でなんとかするしかありません。
手ぶれしにくいと言われているシャッタースピード設定のコツがあります。
それに関しては、また別の機会に書きます。
XF60mmF2.4 の場合は、1/90s より早いシャッタースピードで固定設定しておくと手ぶれしにくくなります。
今の所、1/180s か 1/125s に設定して撮影しています。
特に手ぶれに困ることはなさそうです。
ただし、シャッタースピードが速く(短く)なるということは、センサーに光が入る量が少なくなるということです。
オートフォーカス大丈夫?
XF60mmF2.4 の最大の弱点は、オートフォーカスと言われているようです。
確かに、遅いです。
でも、XF60mmF2.4 を使うときは、マニュアルフォーカスを使っているので、私の場合は、あまり関係なかったりします。
FUJIFILMフィルムシミュレーションlab
せっかく18種類もあるフィルムシミュレーションです。カスタム設定を合わせると遊びかたは無限に広がります。
カメラの楽しみ方は、
被写体を選ぶ
レンズを選ぶ
というのがあります。
それに加えて、富士フイルムXカメラユーザーだけの特権、フィルムシミュレーションを選ぶという楽しみ方を試さないという手はありません。
今後もフィルムシミュレーションの楽しみ方について、ブログやポッドキャストで配信していきます。
ヒント、コツ、アイデア、などありましたら教えていただけると嬉しいです。
今日も元気に楽しく