ケンコートキナーさんから atx-mシリーズ 56mm F1.4 の発表がありました。
2021年8月6日に発売されるようです。
すでに予約も始まっています。
atx-m 56mm F1.4 X | Tokina | ケンコー・トキナー
Tokina atx-m 56mm F1.4 X Xマウント APS-C
富士フイルムにも純正の 56mm があります。
作例を探せばいくらでも出てくるくらい大人気のレンズです。
私も一度、FUJIFILM Imaging Plaza 大阪で XF56mm F1.2 R をお借りしたことがあります。
周辺をサクッと撮り歩いただけでしたが、気持ちよかったです。
草撮りなら
草撮り(草花フォトを撮る人)としては、最短撮影距離が重要なポイントの1つです。
XF56mmF1.2 の最短撮影距離は、70cmです。
短いとはいえないので所有していません。
ケンコートキナーさんから新しく発売される、atx-m 56mm F1.4 の最短撮影距離は、少し短い 60cm です。10cm の差は、結構影響あるんじゃないかと思います。
他の仕様はどうでしょうか。
ケンコートキナーさんの atx-m 56mm F1.4 と 富士フイルム XF56mm F1.2 R の仕様を比較してみました。
ちなみにですが、ケンコートキナーさんの atx-m シリーズは、ミラーレスカメラ専用の交換レンズにつけられるシリーズ名です。
仕様比較
atx-m 56mm F1.4 | XF 56mm F1.2 R | |
画角 | 28° | 28.5° |
最短撮影距離 | 60cm | 70cm |
最大撮影倍率 | 0.1倍 | 0.09倍 |
最大径 × 長さ | 65mm × 72mm | 73.2mm × 69.7mm |
質量 | 315g | 405g |
フィルターサイズ | 52mm | 62mm |
AFモーター | ステッピング | DC |
マップカメラ価格(税込:2021年7月30日時点) | 54,450円 | 95,340円 |
VILTROX 56mm F1.4 は?
Viltrox も既に同様のレンズを発売しています。
atx-m のものと中身は同じだと思っていたのですが、若干質量が違います。
ちなみに、質量290g と軽めです。
価格は、マップカメラで45,000円。
パーギアでは、34,899円です。
これをどう考えますか?
サポートが必要な人ならケンコートキナーさんの方が安心だと思います。
価格の差が目立ちますね。atx-mでも半額に近いですし、パーギアViltrox なら半額以下です。
でも、このレベルのレンズを使うとしたら、お高いですが純正の XF56mm F1.2 R を選んだ方が後悔しないんじゃないかと思います。
画角が少し違うのですね。
質量の差も結構あります。
私は単焦点レンズの場合、300g以下の縛りをつけてるので、どちらも重量オーバーです。
Viltrox は、290g なんですね。
先ほども書きましたが、草撮りの私としては、最短撮影距離が60cmとか70cmというのは息苦しくて扱えない気がします。
そして、最大撮影倍率も 0.1倍と0.09倍です。
どちらも草撮りには、厳しい仕様かなと思います。
もし、人撮り、街撮りの人であれば、XF56mm F1.2 R の方を使うだろうな。
草撮りなら XF60mm F2.4 というレンズがあります。
XF60mm F2.4 | XF 56mm F1.2 R | |
画角 | 26.6° | 28.5° |
最短撮影距離 | 26.7cm | 70cm |
最大撮影倍率 | 0.5倍 | 0.09倍 |
最大径 × 長さ | 64.1mm × 63.6mm | 73.2mm × 69.7mm |
質量 | 215g | 405g |
フィルターサイズ | 39mm | 62mm |
AFモーター | DC | DC |
マップカメラ価格(税込:2021年7月30日時点) | 68,805円 | 95,340円 |
動画撮りなら
動画にも使いたいとなった場合は、オートフォーカス時の駆動音の違いも気になりますね。
XF56mmF1.2、XF60mmF2.4 は、DCコアレスモーターという駆動音が大きめのAFモーターを使っています。動画撮影時に音が気になりそうです。
atx-m 56mm F1.4 は、ステッピングモーターを採用しているので、駆動音は静かなんじゃないかと予想できます。
その辺りも選択のポイントになりそうですね。
ただ、性能が高いから選ぶのではなく、自分が「いつどこで何をどのように撮るのか」をよく考えて選ぶことが必要です。
あなたは何撮りですか?
今日も元気に楽しく