ファームウェアとは?
富士フィルム Xシリーズの良いところはファームウェアのアップグレードでカメラ本体やレンズの機能が進化していくところ。ファームウェアとはカメラに内蔵するプログラムソフト。スマホで言えばiOSやAndroidなどに近いイメージを持っていただけるとわかりやすいかもしれません。
そのファームウェアをアップグレードすることで後からカメラやレンズに機能を追加することができるわけです。富士フィルムでなくても近ごろのデジタルカメラはファームウェア更新に対応しているのではないでしょうか。
富士フィルムでは、これまでもXシリーズ XFレンズのファームウェア更新が何度かありました。まだまだミラーレスを含めたデジタルカメラ一眼の歴史は浅い。新機種が出る度にどんどん改良されていくわけです。「新機種が出るまで待ちかな」と結論出さなくても「ソフトウエア的な問題ならば後々解決してくれる」そう思うと購入するにも安心感があります。
FUJIFILM ミラーレス一眼 X-E2 ズームレンズキット ブラック F X-E2B/1855KIT
ファームウェア更新作業は難しい?
更新作業は1度経験すればそれほど難しい作業ではないのですが、初めての方には戸惑うこともあるかもしれません。よくわからないという理由で更新していない方も少なからずいるのではないでしょうか。
そんな方のために富士フィルム X-E2 ファームウェア更新の方法をこちらに書きましたが、今回は、なぜファームウェア更新をしなければいけないか。したほうが良いのかを理解していただこうと思います。
特に、今回の変更内容は嬉しい機能追加なので初めての方もぜひファームウェア更新にチャレンジしてみてください。
更新方法はこちら
富士フィルム X-E2 ファームウェア更新方法。初めてでも簡単!X-E2 ファームウェア Ver.3.00
昨年12月18日にX-E2のファームウェアが Ver.2.10 から Ver.3.00 へ更新されました。変更内容は以下の4つ。
X-E2 Ver.3.00 変更内容
- フォーカスモードに「AF+MF」を追加
- スマホやタブレットからのリモート撮影機能を追加
- フィルムシミュレーションにクラシッククロームを追加
- インターバルタイマー撮影機能を追加
フォーカスモードに「AF+MF」を追加
私がよく使うレンズは XF35mm F1.4 R なのですが、オートフォーカスでピントが合いにくい状況に出くわすことがあります。その場合、マニュアルフォーカスにレバーを切り替えてレンズ側のフォーカスリングを回してピンとを合わせていました。
これが意外に面倒だったり、戻し忘れたりするわけです。それを解決してくれるのが新しいフォーカスモード「AF+MF」です。この機能をONに設定しておけばシャッター半押し後にフォーカスリングを回すことでピンとの微調整が可能になります。
スマホやタブレットからのリモート撮影機能を追加
スマホからワイアレスでリモート撮影できたら用途の幅が広がるかもしれません。以前から X-E2 にはワイアレス通信機能がありましたが、使えるレベルではありませんでした。(富士フィルムさんごめんなさい...)今回はそれに加えてリモート撮影も可能になるということです。自撮りができたり、超ハイアングルローアングルもやりやすくなるでしょう。
ただ、ワイアレス通信機能はまだ更新の余地があり、あまり使うことはなさそうです。もし、動画もリモート撮影できたら使う場面が出てきたのですが、残念ながら動画リモート撮影ができませんでした。今後のアップグレードに期待します。
※Android版のアプリなら動画も可能なのかもしれませんが試していません。
Android - FUJIFILM Camera Remote
クラシッククロームを追加
新しいフィルムシミュレーション「クラシッククローム」は9月に発売されたX30以降の新機種に搭載されていました。その色を見てX-E2にも追加して欲しいと待ち望んでいたわけです。後日、他のフィルムシミュレーションとの比較記事を書きたいと思います。しばらくお待ちください。
1度に3種類のフィルムシミュレーション撮影ができるブラケット撮影でもクラシッククロームを選択できます。フィルム3はクラシッククロームにしました。
インターバルタイマー撮影機能を追加
最近、インターバルタイマー撮影が一部で流行ったりしております。インターバルタイマー撮影ではわからないかもしれません。通称「タイムラプス」と言われていたりします。それでも聞いたことがないかもしれません。
iPhone6(iOS8)を持っている方は標準カメラにタイムラプス機能があるのをご存じかもしれません。タイムラプスとは連続写真をつなげた高速再生動画です。実際の動画を見た方がわかりやすいです。
Facebookグループのタイムラプス部で人気投票されたタイムラプス大賞の動画を貼っておきます。
ご覧いただくとよくわかりますが、長時間かかる作業工程などを圧縮して短時間にわかりやすく伝える方法として活かせるのではないでしょうか。
また景勝地や観光地など時間の流れを美しく表現するためにもよく使われています。
さてファームウェアの更新、試してみたくなりましたか?
X-E2 ファームウェア更新方法はこちら
]]> 富士フィルム X-E2 ファームウェア更新方法。初めてでも簡単!