Camera & Lens

最適な富士フイルムXミラーレスとXFレンズを選ぶためのヒント。

初めてのカメラ選び。エントリーモデルは初心者向けではない。

「初心者=エントリーモデル」ではありません。

操作部分が少なく見た目は簡単そうなエントリーモデルのカメラ。
AUTO以外で撮るには使いにくいカメラだったりします。

上位機種にダイヤルやボタンがたくさんあるのは理由があるんです。
初めてのミラーレス一眼カメラは何を基準に選べば良いのでしょうか?

迷っている人のための記事です。

ちなみに、富士フイルムXシリーズに、エントリーモデルというカテゴリーはありません。

「初心者向けカメラ」の初心者って、いつまで?

初心者というのが曖昧になっています。

はじめてカメラに触れる時?
カメラを触り始めてからいつまで?
2台目のカメラなら初心者じゃないの?

いろいろ疑問が浮かんできます。

ワタシが考える初心者

ワタシは、基本機能の使い方に慣れるまでが初心者だと考えています。
では、その基本機能はどれ?

最近のミラーレス一眼カメラは、使い切れない程の機能が備わっています。
結局、使わないというような機能もたくさんあります。
その中で「コレを使わないなら一眼ミラーレスを使う意味が無いのでは?」という必須機能がいくつかあります。

その機能をリストアップします。

  1. 絞り値
  2. シャッター速度
  3. ISO感度
  4. 露出補正
  5. ホワイトバランス
  6. レンズの画角

これらの機能を使う予定がないのであれば、ミラーレス一眼カメラを選ぶ意味はありません。スマホカメラやコンパクトデジカメが良いでしょう。

知らない言葉があるかもしれません。

これらを意識しなくてもシャッターボタンを押せば写真を撮ることができてしまうからです。
スマートフォンのカメラ、コンパクトデジカメなどが、その例です。

フレーミング以外の全てをカメラ任せるフルオート撮影です。
それがダメだというわけではありません。

写真はフレーミングで9割決まる。

そう思っています。

だからフレーミングオンリーで写真を撮ることは間違いではありません。

ただ、写った写真を見て「なんか違う...」と気付くかもしれない。
だからこそミラーレス一眼カメラが欲しいと思った。

そうですよね?

写真は、フレーミングで9割決まる。

と書きました。

やや理解が難しくなりますが、カメラのファインダーを覗くだけでは、フレーミングが完成しないのです。

先ほどリストアップした6つの基本機能の中のいくつかでフレーミングが完成するのです。

フレーミングに最も影響するのがレンズの画角です。

レンズの画角

ファインダーに被写体が入る範囲は、レンズ毎に異なります。
広い範囲が入るレンズ、狭い範囲しか入らないレンズなど様々なレンズがあります。
範囲を変えることができるズームレンズもあります。

レンズは何でも良い訳ではないということです。

はじめて一眼カメラを購入する時、本当にレンズキットで良いのか考える必要があります。
「お得だからレンズキット」という決め方はオススメしません。

自分がどんなレンズ(画角)を必要としているのか理解することが大切です。

カメラにセット販売されているレンズキットが必要としているレンズである可能性は低い。
そう考えた方が良いでしょう。

困るのは「カメラだけ先に買って、レンズは後で買おう」というわけにいかないことです。
レンズがなければ写真が撮れません。

だから、カメラを買う前に、ある程度のレンズの知識が必要になると言うことです。
と言っても、レンズの全てを知ろうとするとかなりの時間が必要です。
そこまで時間をかけてしまうとカメラ熱も冷めてしまいます。

最適レンズを見つけるためのヒント

もし単焦点レンズなら、どれが欲しいかを考える。

単焦点レンズは、ズームレンズではないレンズのことです。

画角(ファインダーに入る範囲)が固定されているレンズです。
その中から、自分にピッタリな画角を見つけましょう。

その画角は、1種類に決めることができないかもしれません。
その場合は、優先順位を決めましょう。

富士フイルム単焦点レンズの種類は、他のメーカーに比べると少なめなので初心者でも確かめやすいです。

  • XF14mm
  • XF16mm
  • XF18mm
  • XF23mm
  • XF27mm
  • XF35mm
  • XF50mm
  • XF56mm
  • XF60mm
  • XF80mm
  • XF90mm
  • XF200mm

まず画角だけを比べてみるなら、上記の中から 14mm、16mm、23mm、35mm、50mm、90mm を確認してみると良いでしょう。

どうやって確認するの?
という疑問が浮かんできますよね?

当然です。

富士フイルム公式のXFレンズギャラリーが便利です。

 単焦点レンズ|XF LENS GALLERY - 富士フイルム Xシリーズ XFレンズギャラリー
レンズの種類ごとに撮影された写真を見ることができます。
 XF14mmF2.8 R作品一覧
 XF16mmF1.4 R WR作品一覧
 XF23mmF1.4 R作品一覧
 XF35mmF1.4 R作品一覧
 XF50mmF2 R WR作品一覧
 XF60mmF2.4 R Macro作品一覧
 XF90mmF2 R LM WR作品一覧

「こんな写真が撮りたい」

そんな画角のレンズは、見つかりましたか?

画角毎の写真の違いが判るとレンズ選びがスムーズになります。

レンズ画角の優先順位が決まると、次は実際にレンズを覗いてみることをオススメします。

どこで覗けるの?

という疑問が浮かんできますよね?
当然です。

富士フイルムイメージングプラザで相談する。

もし、東京、大阪、福岡、名古屋のお近くであれば、富士フイルムのイメージングプラザかサービスステーションで、カメラとレンズを借りることができるサービスがあります。

 FUJIFILM Imaging Plaza 東京
 FUJIFILM Imaging Plaza 大阪
 福岡サービスステーション
 名古屋サービスステーション

東京、大阪、福岡では、専門スタッフによる使い方相談も受け付けているようです。

自分にベストマッチな画角がクッキリしましたか?
それが判ったうえで、その画角を含むキットレンズを選ぶことも可能です。
他の画角のズームレンズを選ぶのかもしれません。

ただし、単焦点レンズの方が写真の質としては上級になります。
ズームレンズは1本でOKという便利さはありますが、単焦点レンズの写真のレベルには及びません。
また、ズームレンズは、画角が固定ではないため作業が複雑になり使いこなしの難易度が格段に上がります。

操作感の重要性

レンズの画角について書きました。
カメラを選ぶ際、それ以外の5つの項目も重要です。

  1. 絞り値
  2. シャッター速度
  3. ISO感度
  4. 露出補正
  5. ホワイトバランス

この5つの機能設定をスムーズにできるカメラを選びましょう。
常に設定を触るからです。

「どこをどうすれば良いの?」

そう迷ってしまうカメラは避けた方が良い。

今日も元気に楽しく

ご訪問ありがとうございます

お知らせ

2024年1月20日は、富士フイルム90周年記念日

FUJIFILM生誕祭2024記念写真展「私たちのFUJIFILM」
期間:2024年1月19日〜1月24日まで
場所:東京 WONDER PHOTO SHOP 表参道店

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