メーカーで選ぶのではなく自分自身の用途や撮影スタイルで選ぶべきです。なぜなら性能という点ではほとんど差がないからです。その用途や撮影スタイルに大きく影響するのがカメラの操作感と機能です。
特に操作しやすいかどうかという操作感は重要です。他の人が使いやすい操作感とあなたが使いやすい操作感は、同じかもしれませんし違うかもしれません。自分で触ってみることが大切です。
これは操作してみないと分からない部分です。インターネットで調べてネット通販で即購入とならないようにしましょう。とはいえヒントとなる情報が必要です。この記事は、どの機能のどこを触ってみれば良いのかの判断材料になるでしょう。
操作感
操作しやすいかどうかは、
その後のカメラライフにずっと関わってきます。カメラ選びの時に
何を最優先するかと聞かれるとこの
操作感であることは間違いないでしょう。
ありえない例えですが、右利きなのにシャッターボタンが左側に付いていたらシャッターを押す度に困りますよね。写真を撮る度に操作が必要になる部分が重要です。シャッターボタン以外に何があるでしょう。
シャッターボタンを押す前に設定すること
明るさの調整
明るさの調整は基本中の基本です。
カメラの標準的な明るさ設定と自分が思い描く明るさは同じではありません。シャッターボタンを押す前に明るさを調整します。
設定するのは
- レンズの穴の大きさ[絞りとかF値とか]
- シャッターを開ける時間の長さ[シャッター速度]
- センサーの受光感度[ISO感度]
- 明るさ調整機能[露出補正]
[st-cmemo fontawesome="fa-file-text-o" iconcolor="#919191" bgcolor="#fafafa" color="#000000" iconsize="100"]個々の詳細や使い方、設定方法は別の記事でご紹介します。[/st-cmemo]
シャッターボタンを押す前に、この4つのうちのいずれか、または全部を自分で設定します。今の段階でそれぞれの意味は分からなくても良いですが、
これら4つの項目が操作しやすいカメラかどうかだけはカメラを選ぶ時に確認しておくことが必要です。
カメラを触る機会があれば、操作する場所が分かりやすいか、操作しやすいかなどを確かめてみてください。
この4つの項目は、常に即座に操作可能なカメラを選びましょう。各メーカーで
エントリーモデルとして販売されているカメラは
残念ながらこの4つの設定がやりやすいとはいえません。エントリーモデルのカメラは「AUTO」撮影専用機と思った方が良いでしょう。
ダイヤルやボタンが多いカメラは一見難しそうに見えるかもしれませんが、そういうカメラが
初心者でも操作しやすいカメラといえます。
[st-cmemo fontawesome="fa-lightbulb-o" iconcolor="#FFA726" bgcolor="#FFF3E0" color="#000000" iconsize="100"]重要なのでもう一度書きます。この4つは常に設定が必要な項目です。すぐにたどり着けないような場所に設定箇所が隠れているカメラはおすすめしません。[/st-cmemo]
色・色調・トーンの調整
色・色調・トーンもカメラ任せではなく、
自分の思いを込めてこだわりの設定にしたいものです。
設定するのは
- ホワイトバランス
- フィルムシミュレーション
- シャープネス
- 彩度
- ハイライトトーン
- シャドートーン
- ダイナミックレンジ
少し難しい言葉が並びましたね。こちらも今の段階で意味が分からなくても良いです。操作しやすいかどうかだけカメラを選ぶ時に確認しておく必要があります。
2番目のフィルムシミュレーションはメーカー毎に呼び名が違います。
メーカー別フィルムシミュレーションの呼び名
- キヤノン:ピクチャースタイル
- ニコン:ピクチャーコントロール
- ソニー:クリエイティブスタイル
- オリンパス:ピクチャーモード
- 富士フイルム:フィルムシミュレーション
[st-kaiwa1]ちなみに富士フイルム、キヤノン、ニコンはフィルムシミュレーションを自分の好みにカスタマイズしてカメラに登録しておくことができます。写真にこだわりたいのであれば、そういった機能のあるカメラを選択するとカメラライフがより楽しくなります。[/st-kaiwa1]]]>