フィルムシミュレーション 街の草花

空とシルエット。暗部の表情を残すETERNA|フィルムシミュレーション比較

空とシルエット
X-E4, XF60mmF2.4, ETERNA・f16・1/180・ISO320|+2/3 EV

空を見上げて草木を撮る。

暗部の階調コントロール

晴れていると草木の緑は暗くシルエットになりがち。

普段、クラシッククロームで撮っているので、なおさらコントラストは強く、陰の部分は黒くつぶれてしまいやすい。

カスタム設定のシャドートーンを「ー1」か「ー2」にして、暗部が見えるようにすることもできる。いつもならそうしていた。

最近は、フィルムシミュレーションを選ぶという楽しみ方を試している。

今回は、柔らかい階調を持つという ETERNA/シネマ を使ってみた。
暗部を比べてみてほしい。

それぞれのカスタム設定

クラシッククローム
空とシルエット
X-E4, XF60mmF2.4, クラシッククローム・f16・1/180・ISO320
カスタム設定
ハイライトトーン+1
シャドートーン+1
カラー+1
シャープネス+1
ETERNA/シネマ
空とシルエット
X-E4, XF60mmF2.4, ETERNA・f16・1/180・ISO320|+2/3 EV
カスタム設定
増感+2/3 EV
カラークロームブルー
ハイライトトーン+2.5
シャドートーン+1.5
カラー+2
シャープネス+1
et:Sky+GreenShade

上がクラシッククローム、下がETERNA/シネマです。

空とシルエット空とシルエット

下のETERNA/シネマでは、しっかり暗部の表情が残っている。

シャッタースピード

XF60mmF2.4 の使い始めということで、まだ手ブレにビビっている。
ということでシャッタースピードは、しばらく 1/180s 固定で撮ることが増えそうだ。

もう一段遅い 1/125s でも大丈夫だと思う。
なのに、1/180s とは、だいぶビビってる証拠だ。

フィルムシミュレーション比較

他のフィルムシミュレーションでは、どのような違いが見られるのか。比較してみます。

フィルムシミュレーションによって暗部の表情がどれくらい違うのか。空の色はどう違うのか。確認してみてください。

今回比較するフィルムシミュレーションは、FUJIFILM X-E4で使用可能なカラーのみの9種類です。

モノクロのフィルムシミュレーションは、モノクロ写真を扱った際に比較記事を書くことにします。

比較画像のカスタム設定は、全てノーマルに戻しています。

PROVIA

PROVIA

Velvia

Velvia

ASTIA

ASTIA

まず、普段使いされることが多いと思われる3つのフィルムシミュレーション。PROVIAVelviaASTIAです。

ASTIA は、ASTIA/ソフトという名称なので、もう少し優しいソフトな感じをイメージしている人が多そうですが、結構、派手派手な色になります。

派手さで言えば Velvia とそう違はないくらいです。
空のブルーが違いますね。

Velvia の空の青は、マゼンタに寄っています。

暗部の表情は、3つともあまり違いはありません。
PROVIAは、若干暗部の表情が見えるという感じです。

クラシッククローム or ETERNA

冒頭で見ていただいたクラシッククロームとETERNAをカスタム設定なしのノーマルの状態で比べてみます。

クラシッククローム
ETERNA/シネマ

クラシッククロームは、ノーマルの状態でも暗部はかなりつぶれ気味に見えます。使用する際は、カスタム設定のシャドートーンをマイナスにする必要がありそうです。

ノーマルの ETERNA は、全体的に暗い印象です。
これはこれで良いのですが +2/3 EV 増感しました。

空とシルエット
X-E4, XF60mmF2.4, ETERNA・f16・1/180・ISO320|+2/3 EV

増感することで暗部の表情も見えてきました。

動画での利用に最適化されたフィルムシミュレーションです。静止画として使うときには露出設定に注意が必要かもしれません。

ETERNA/シネマ or ETERNAブリーチバイパス

ETERNA/シネマ
ETERNA ブリーチバイパス

2つのETERNAがあります。シネマとブリーチバイパスです。
同じETERNAなのに全く世界観が異なります。

ブリーチバイパスの方は、青空ではなくなっていますね。
意図を持って使う必要があります。
植物、自然写真では扱いにくそうです。
でも、ハマれば面白い写真になる。
そんな可能性も秘めています。

逆に都会的、機械的な写真であればカッコ良い写真になりそうな予感。

2つの PRO Neg

PRO Neg(プロネガ) も2種類あります。
Hi(ハイ) と Std(スタンダード)です。

どう違うのか。
使い分けに迷いそうなフィルムシミュレーションですね。

PRO Neg. Hi
PRO Neg. Std

上が、Hi で 下が Std です。
あまり違いがないようにも見えますが、わかりやすい違いはコントラストでしょうか。Hi の方は、暗部はつぶれ気味、雲は白く見えますね。

彩度は PROVIA と同じ程度でしょうか。
Hi の方は、少し空がマゼンタ寄りになっています。
Std の空は、PROVIA の青に似ていますが、少し彩度が低いようです。

Std の空のコントラストは、ETERNA の空とよく似ていますね。

上 PRO Neg. Std / 下 ETERNAシネマ

クラシックネガ

FUJIFILM フィルムシミュレーションの中でも個性的なクラシックネガはいかがでしょう。

クラシックネガ

草花の緑色に変化が大きいので、草花写真にクラシックネガを使うときは覚悟が必要です(大げさ)。

でも、こういうシルエット的な写真になるなら特に緑に強すぎる個性を感じることもなさそうです。

普通に使えそうです。

この写真でクラシックネガを使ったときに特徴的なのは、空の部分です。他のフィルムシミュレーションと違って複雑な色彩を描いています。

青い部分は、ETERNA や PRO Neg Std. に近い色と彩度ですが、白い雲の部分が特徴的です。

明るい部分になる程クラシックネガの特徴が出ています。

今日も元気に楽しく

FUJIFILM
フィルムシミュレーションカスタムレシピ
&
X RAW STUDIO の使い方

カメラの楽しみ方は、いくつかあります。

すぐに思いつくのは、
1:被写体を選ぶ楽しみ方
2:レンズを選ぶ楽しみ方
の2つです。

富士フイルムXシリーズのミラーレス一眼カメラの場合、もう1つカメラを楽しむための方法があります。それが、フィルムシミュレーションとそのカスタム設定です。

どんな場面でどんなフィルムシミュレーションを選ぶのか、どんなカスタム設定が最適なのか。画像処理エンジンの特徴を理解しながら、色々試してみるという楽しみ方があります。

FUJIFILMフィルムシミュレーションレシピlab では、フィルムシミュレーションとそのカスタム設定について色々なシーンで試しながら研究しています。

これは、自分が愛用するカメラの画像処理エンジンを理解するということです。愛用カメラとより仲良くなるための方法です。

自分のカメラと仲良くなることで、次の撮影シーンに活かすことができます

カメラを楽しむための参考になれば嬉しいです。

そして、みなさんが試してみた、あんなこと、こんなことをハッシュタグ #FSimLab をつけて、選んだフィルムシミュレーションとカスタム設定と工夫したことなどを書いて、note や Twitter、Instagram で投稿してみてください。

コメントもいただけると嬉しいです。

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