ミラーレス一眼カメラのメーカー毎のカテゴリー分類
デジタル一眼カメラはメーカーも色々ありますが、メーカーの中でもいろんな種類のカメラが揃ってきています。デジタル一眼カメラをはじめて使う人は初心者向けのカメラを選ぶべきなのでしょうか。
新しいカメラが発売されるとき「プロが選ぶカメラ」というような宣伝コピーを見聞きすることがあります。また「ママが選ぶエントリーモデル」のような初心者向けカメラの宣伝コピーもあります。
はたしてデジタル一眼カメラには、初心者向け、プロ用という区別はあるのでしょうか?
各メーカーの分類を見てみることにしましょう。
各メーカーのミラーレス一眼カメラ情報ページ
キヤノン:一眼レフカメラ/ミラーレスカメラ
ミラーレスカメラ | ニコンイメージング
デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic
デジタル一眼カメラ | オリンパス
X システム | 富士フイルム
キヤノン
キヤノンのデジタル一眼カメラの種類は複雑になってきました。まず「一眼レフ or ミラーレス一眼」のカメラ型式分類と「フルサイズ or APS-C」というセンサーサイズ分類で分かれます。
この分類に初心者向け、プロ用という区別はないようです。「特長から探す」というのがあります。そこに「
初心者にオススメ」という選択肢があります。
初心者向けモデル
そこを選択すると「
ミドルクラスモデル」の
EOS RPと「
エントリーモデル」の
EOS Kiss シリーズ、
EOS M シリーズ のミラーレス一眼に加えて、
EOS 9000D という一眼レフが表示されます。
この辺りの機種を初心者向けとしているということですね。
プロ用モデル
上位機種としては「
プロフェッショナルモデル」「ハイアマチュアモデル」「ミドルクラスモデル」の3つがあります。
プロフェッショナルモデルに EOS-1D X Mark II という
一眼レフがあります。これがプロ用モデルということです。
まだミラーレス一眼カメラのプロ用は開発されていないようです。
ニコン
ニコンのミラーレス一眼カメラは2機種のみです。Z7 と Z6 。まだ参入したばかりなので初心者向け、プロ用という区分はなさそうです。
今後、初心者向け、プロ用モデルが登場するのかもしれません。
ソニー
ソニーの最新機種は
ミラーレス一眼カメラに特化してきています。センサーサーズは「35mmフルサイズ」と「APS-C」で分かれますが、やはりセンサーサイズで初心者向け、プロ用を分けているのではなさそうです。
キヤノンと同じく「プロフェッショナルモデル」があります。α9 という機種です。
その下位に「ハイアマチュアモデル」があり、35mmフルサイズの α7シリーズと APS-C の α6500 があります。
「エントリーモデル」として α6xxxシリーズ、α5xxxシリーズがあります。
プロ用の区分はありますが、初心者向けという区分は無いのかもしれません。
パナソニック
パナソニックも参入直後ということで2機種のみです。初心者向け、プロ用の区分は今後開発されるのでしょう。
オリンパス
オリンパスはミラーレス一眼カメラに特化しています。シリーズとして「OM-D」と「PEN」をはっきり分けていますが、どちらかが初心者向けでプロ用というわけでも無さそうです。
「OM-D」の最上位機種 E-M1シリーズにはプロという文字が見られます。この OM-D E-M1 シリーズをプロ用と区分しているのでしょう。
富士フイルム
富士フイルムも
ミラーレス一眼カメラに特化しています。「GFX システム」と「Xシステム」に大きく分けられています。但し初心者向け、プロ用に分けているのではありません。
中判サイズ、APS-Cサイズというイメージセンサーの大きさで分けられています。
APS-Cサイズだけで見ていきます。Xミラーレスのラインアップを見ると初心者向け、プロ用という区分がないことが分かります。
全てプロ用途に対応可能、全て初心者も使いやすいカメラという方針なのでしょう。
但しカメラの心臓部である画像処理エンジンにプロの文字がある機種とない機種があります。
写真の色・発色に強みを持つ富士フイルムらしい区分方法ですね。
結局、初心者向け、プロ用の違いは?
結局、プロ用としているのはキヤノンとソニー、オリンパスの最上位機種でした。
プロフェッショナルモデル以外はプロ用途に使えないの?という疑問も残ります。
エントリーモデルという区分があるのはキヤノンとソニーでした。こちらもどういう理由でエントリーモデルなのかはっきりしません。]]>