エッセイ

わずか数分、いや数秒の船旅。 楽しかった。あの頃。

投稿日:2019年4月12日 更新日:

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大阪湾岸。

住宅

この町に住んでいたわけではない。
けれど生まれたところによく似ている。
大阪湾岸エリアはだいたいこんな感じなのかもしれない。

大阪湾岸の橋

埋め立てられた島でできている町。
島から島へ橋が架けられている。
車が渡るために造られた橋というのが本当の所だと思う。

橋の上を見上げると

まるでジェットコースターのように高低差のある橋。
その横に申し訳ない程度の歩道もある。

ひと山越えるような勾配。
年老いたら渡りきれるかどうか心配になる。

島と島をツナグのは橋だけではない。
この辺りは渡し船も多い。

わずか十数メートルの島と島の間を渡す船。
この町の人にとって欠かすことはできないだろう。

わたしが生まれた町にも渡し船がある。
子どもの頃、乗せていただいたことがある。

その渡し船は自転車ごと乗ることができた。

大阪難波へ自転車で行くことがよくあった。
川を超える必要がある。
近くに橋もあった。
けれど腰をかがめなければ通れない。
頭上の道路に車が走っていたのだ。

自転車を斜めにして歩いて渡る。
頭上に車が走る。
少しこわかった。

子どもの頃の記憶だからはっきりと覚えていない。
もしかすると人が通るところではなかったのかもしれない。

その近くに自転車も乗ることができる渡し船があった。
船が動き始める。
波のない川に大きな波をつくりながら急回転する。

わずか数分、いや数秒の船旅。
楽しかった。

渡し船というものが珍しいのだろう。
観光客が増えているという。

観光客が増えることで町が潤うのであれば良い事なのかもしれない。
ただ少し気がかりではある。

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