買い物袋の中身は、その日の小さな記録になる
この記事は、日記や声日記に何を残せばいいか迷う人に向けて書いています。
先に言うと、買ってきたものを並べるだけでも、その日の暮らしはかなり見えてきます。
特別な出来事がなくても、買い物袋の中には、今日の食卓、最近の習慣、ちょっと気になっていること、季節の変化が混ざっています。
今回の声日記では、買い物帰りに、袋の中を見ながら話しました。
れんこん、万願寺甘とう、茄子、生クリームといちご、牛肉、トマト、納豆、キウイ。
こうして書くだけだと、ただの買い物リストです。でも声で話してみると、そこに少しずつ今日の気配が出てきます。
万願寺甘とうを買った理由
今回いちばん話の中心になったのは、万願寺甘とうでした。
万願寺甘とうは、京都府舞鶴市の万願寺地区で生まれたとされる京野菜です。大型で肉厚なとうがらしとして紹介されることが多く、京都府の資料でも「京のブランド産品」として扱われています。
買ってきた理由は、焼き浸しを作りたかったからです。
少し前に、月からミミミのイェーイ岩崎さんがXに料理写真を投稿されていて、それがおいしそうでした。焼いた野菜を麺つゆにつける、焼き浸しのような一品です。
真似して作ったつもりだったのですが、私は勘違いして、焼くところを茹でてしまいました。すると、ちょっと水っぽくなってしまった。
それで、もう一回やってみようと思って野菜を買いに行きました。
この「もう一回やってみようかな」が、買い物の中に残っているのが面白いところです。
買い物は、ただ足りないものを補うだけではありません。前にうまくいかなかったことをもう一度試すための入口にもなります。
買ったものから、朝の習慣も見えてくる
袋の中には、納豆とキウイもありました。
納豆は毎朝食べているもの。今回は、でこぽんFMで聞いた納豆ごはんの話から、ご飯と納豆を混ぜるか、別皿にするかという話にも広がりました。
今は別皿にしていますが、子どもの頃は、どんぶりのご飯に納豆と生卵を混ぜて、かなり混ぜ混ぜにして食べていました。
キウイも毎朝の習慣です。1個を2人で半分こして食べる。昔は酸っぱいグリーンキウイが好きだったけれど、最近は甘めのゴールドのほうを食べている。
こういう話は、買い物リストだけでは見えてきません。
でも、買ってきたものを声に出してみると、今の自分の習慣と、昔の食べ方が自然につながって出てきます。
季節も、買い物袋の外から入ってくる
今回の声日記では、買い物の話がいったん終わったあと、朝の散歩とクチナシの花の話も出てきました。
朝からだいぶ暑くなってきたこと。 クチナシのつぼみが出始めたと思っていたら、もう咲いていたこと。 まだ香りは漂っていなかったけれど、咲いたらかなりいい匂いがすること。
買い物袋の中身を話しているはずなのに、最後は外の空気や花の匂いに戻っていく。
日常の記録は、そんなふうに少し横へそれてもいいのだと思います。
きれいに整理された日記ではなく、買い物帰りのまま、思い出した順に話しているから残るものがあります。
記録の入口は、身近なものでいい
声日記を続けようとすると、「今日は何を話そう」と考えすぎることがあります。
でも、買ってきたものを見ながら話すだけなら、少し始めやすい。
今日の袋の中には何が入っているか。 それを何に使うつもりか。 なぜそれを選んだのか。 前にも買ったことがあるのか。 最近の習慣とつながっているものはあるか。
このくらいの問いで、十分に日常は立ち上がってきます。
今回なら、万願寺甘とうから焼き浸しのリベンジへ。納豆から朝ごはんの食べ方へ。キウイから昔好きだった酸味へ。クチナシから季節の早さへ。
どれも大きな話ではありません。
でも、あとから振り返ると、こういう小さなもののほうが、その日の暮らしを思い出させてくれる気がします。
まとめ
買ってきたものを記録することは、買い物リストを残すことだけではありません。
そこには、その日の食卓、作ってみたいもの、毎朝の習慣、昔の食べ方、季節の花まで混ざっています。
きれいな出来事がなくても、買い物袋の中身をひとつずつ見ていくだけで、日常は声になります。
「何も話すことがないな」と思う日ほど、買ってきたものを並べてみる。
それだけで、今日の気配を少し残せるかもしれません。
--- 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 ご感想や「自分はこうしているよ」といったお話があれば、ぜひコメントをもらえると嬉しいです。
ハタモトでした。
関連リンク
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