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FUJIFILM XのMFレンズは自分に合う? 買う前に10分だけ試す方法

フォクトレンダーのNOKTON 23mm F1.2 Aspherical Silverと、NOKTON 35mm F1.2 Silverが発表されました。

シルバーの外観も気になりますが、それ以上に引っかかったのが「MFでF1.2」という組み合わせです。

MFは、自分でフォーカスリングを回してピントを合わせるマニュアルフォーカスのこと。私はコシナのMFレンズを使ったことがないので、写りやリングの感触は評価できません。

普段MFで撮っていて感じる心地よさと、最近少し増えてきたしんどさ。そこから、MFレンズを買う前にできることを書いてみます。

先に言うと、手持ちのカメラをMFに切り替えて、動かないものをしばらく撮ってみる。それだけでも、リングを回すのが楽しいか、画面を見続けるのがしんどいかは分かります。

自分で「ここ」と決めるのが気持ちいい

私の場合、撮りたいピント面が決まっていると、MFのほうが早く感じることがあります。

AF(カメラが自動でピントを合わせる方法)でいったん合わせてから直すより、フォーカスリングを回しながら「ここ」と思う場所を探す。その動きが、私には合っています。

ただし、一枚撮り終えるまでのテンポがMFで速くなるかは、正直よく分かりません。

動いている人や動物、風で揺れる草花、ふと出てきた表情。そんな場面では、私もAFを使います。

反対に、机の上のカップや窓辺のもの、あまり動かない草花なら、リングを回す時間も含めて撮影を楽しめます。

だから、MFだけに決めてはいません。私は、撮るものによってAFと使い分けています。

見えにくい日は、MFがしんどくなる

フォーカスリングを回すのは好きです。でも最近は、細かな部分が見えにくい日も増えました。

合わせたつもりだったのに、あとで見ると少し外れている。何度も画面を確かめているうちに、目が疲れてくる。楽しかったはずの操作が、負担になる日もあります。

そんな日は、自分の目だけで何とかしようとしません。

フォーカスピーキング(ピントが合った輪郭を色で示す機能)や拡大表示を使います。それでもつらければ、AFに戻します。

ピントが少し外れた写真を残したくなることもあります。けれど、狙った場所に合わせたい日まで無理をする必要はありません。

私自身、見え方や疲れ方は日によって違います。その日の状態に合わせて選んでいます。

買う前に、今のカメラで10分だけ試す

MFレンズが気になったら、まず手持ちのカメラとレンズで試せます。

試すときは、次の順に撮ります。

  1. カメラをMFに切り替え、ピーキングや拡大表示を使えるようにする
  2. カップや置物など、動かないものを一つ選ぶ
  3. 手前と奥へ順番にピントを動かし、見せたい場所を決めて一枚撮る
  4. 同じ構図をAFでも撮る

ひと通り撮ったら、写真の出来だけでなく、撮っている間の感覚も振り返ります。

  • 見せたい場所をすぐ見つけられたか
  • リングを回すのは楽しかったか
  • 画面を見続けて疲れなかったか
  • ピーキングや拡大表示は見やすかったか

ここで「毎回MFはしんどい」と感じても、それで失敗ではありません。止まっているものだけMFで撮る、疲れた日はAFを使う。そんな使い分けもできます。

この方法では、レンズそのものまでは分からない

この方法で分かるのは、自分でピントを探す操作が合いそうかどうかです。

NOKTONのフォーカスリングの感触、F1.2で見える明るさやピントの浅さ、カメラに付けたときの重さ、実際の写りまでは判断できません。そこは実物を触り、作例も見て確認したいところです。

私もコシナのMFレンズを使ったことがないので、リングの感触については判断できません。

この試し方は、実機確認の代わりではありません。その前に、自分の撮り方を知るためのものです。

今回気になったNOKTON 23mmと35mm

2本ともF1.2のMFレンズで、電子接点があります。電子接点があってもAFになるわけではありません。

対応するカメラとファームウェアでは、撮影情報の記録やフォーカスチェックなどが使えます。使える機能はカメラによって異なるので、購入前にコシナ公式の対応表を確認してください。

23mmは35mm判換算で34.5mm相当、重さは214g、最短撮影距離は0.18m。2026年10月の発売予定です。

35mmは35mm判換算で53mm相当、重さは196g、最短撮影距離は0.3m。こちらは2026年9月の発売予定になっています。

私なら、周りの景色も一緒に残したいなら23mm、少し離れて一つのものを選びたいなら35mmから考えます。

F1.2で気になるのは、大きなボケだけではありません。日が落ちかけた散歩道や、室内の食卓でもう少し撮りたい。夕方にカメラをしまうまでの「あと少し」を撮れるかもしれません。

その一方で、F1.2まで絞りを開けると、ピントの合う範囲は浅くなりやすいです。明るさに惹かれるだけでなく、ピーキングや拡大表示を使いながら合わせ続けられそうかも試しておきたいところです。

シルバーと既存のブラックでは、公表されている主な光学・機械仕様は同じです。私はシルバーの実物をまだ見ていません。色や表面の感じは、実際に手に取ってから決めたいと思っています。

MFだけで撮ると決めなくてもいい

私がMFを好きなのは、見せたい場所を自分で探して合わせられるからです。

でも、見えにくい日はカメラに助けてもらいます。動くものならAFに任せます。MFレンズが気になるからといって、いつもMFで撮らなければいけないわけではありません。

まずは次の散歩で、今のカメラを10分だけMFにしてみる。

楽しいか。疲れないか。自分が見せたい場所へ合わせやすいか。

レンズを選ぶのは、それをやってみてからでも遅くないと思います。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ご感想や「自分はこうしているよ」といったお話があれば、ぜひコメントをもらえると嬉しいです。

ハタモトでした。

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